健康診断はいつもC判定、毎回血圧が高いのでひっかかってしまう。
落ち着けオレ、落ち着けオレって心の中で呟けばつぶやくほど、どんどん上昇する血圧。
3回目まで測り直してもらい、その中でベストな数値を選んでくれるけどギリ高い。
う〜ん、しゃーなし。今年もダメかぁと思いながら次の検査に向かう。
血圧が高い状態が続くと、動脈の壁に負担がかかって確実に動脈硬化を進行させ、心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患のリスクを高めると言われると、やっぱりちょっと怖い。
その時は少し気にして塩分を控えたりするが、だんだん気にしなくなり、濃い味サイコー!揚げ物サイコー!タバコもばんばん吸っちゃうぞ!ってなり、次の年の健康診断をむかえることになる。
その繰り返しで毎年C判定。
ある年の健康診断のあと、自分で血圧計を購入することにした。
病院の先生に2週間ほど毎日記録してきなさい!と言われたからだ。
それ以来、毎日血圧を測りノートに記録を始めた。
夏の間は順調で上が120台、下が80台で正常な値だったのに、ここのところ寒くなったせいかちょっと高くなってきた。140台もたまに飛び出す。
そもそも、120台よりも130台の方が自分的には調子いいような気がするんだけどな。
先月は体調を崩し、しばらく食べることができなかった。
何も食べていないせいか、血圧が110台になった。やっぱ調子悪い。
体調がもどり、モリモリ食べられるようになったら、血圧が130台となった。うん、絶好調!!
検査にはひっかかるけど、あんま低くない方が自分には調子いいやと思うようになってきた。
毎日の睡眠時間と、体調・気分の10段階評価、朝晩の血圧測定を、毎日「じぶんの観察日記」というオリジナルノートに記録をすることを習慣にした。
過去を振り返ったり、自分の傾向を掴むのにかなり役立っている。
毎日記録することで、自分の体調や生活習慣にどのような影響を与えているのかを知ることができるので、健康管理を意識することができ、生活習慣の改善のヒントになったりしています。
あなたも自分の血圧や体調などを記録して、健康的な生活を目指し、次の健康診断「C判定」からの脱出を目指してみませんか?
血圧を記録することのメリット
1.血圧の変動を理解できる
血圧は日々、または時間帯によって変動します。ストレス、食事、睡眠、運動なども影響を与えます。そのため、健康診断での一度きりの測定だけでは、自分の血圧の主観を正確に把握することは難しいのです。
でも、毎日記録することで、自分の血圧の変動パターンをしっかりと理解できるようになります。
朝の測定と夜の測定を記録することで「朝は少し高いが、夜は安定している」というように、どの時間帯が特に影響を受けやすいのかが分かります。
2.高血圧の早期発見と予防
血圧が高い状態が続くと、将来的に脳卒中や心疾患などのリスクが考えられます。毎日血圧を記録することは、高血圧の早期発見につながります。高い数値が出たりした場合、早期に自分で気づくことができます。
その情報を基に、医師と相談して早めに対策できるので、重大な病気を防ぐための手助けになります。
3.自分の体調をより深く理解できる
血圧が高い日や低い日には、なにか原因がある場合が多いです。
例えば「最近はストレスが続いているから血圧が高い」と感じる日や「睡眠不足が続いたから血圧が少し高め」など、毎日の記録を続けることで、血圧がどのように生活習慣や感情の変動に反応するかが分かります。
4.健康のモチベーションを維持できる
血圧を記録していくと「今日は血圧が少し上がったから、ちょっと気をつけよう」となったりします。血圧が安定してきたときは達成感や安心感を感じることができます。
自分の健康管理に対しての達成感を得ることが、健康維持のモチベーションを上げる大きな要素になります。
5.医師とのコミュニケーションに役立つ
血圧を記録していると、医師に正確なデータを提供することができます。
毎年の健康診断での1回の測定結果だけではなく、日々の記録を元に「最近、血圧が上がりやすい日が続いている」「朝と夜で差が大きい」といった具体的な情報を伝えることができます。
このデータをもとに、より冷静なアドバイスや治療法を提案してもらえるので、より良い健康管理ができるようになります。
6.生活習慣の見直しに役立つ
血圧を記録していると、どんな生活習慣が自分の血圧に影響を与えているのかが見えてきます。例えば「食事に塩分が多かった日は血圧が上がる」など、日々の生活を見直し、より良い習慣を身につけることができます。例えば、塩分を控えめにして運動を取り入れたりなど、血圧を管理するための有効な手段が簡単に見つかります。
血圧記録を続けるためのコツ
1.毎日のルーチンに組み込む
血圧を毎日測定することは、朝と夜の決めた時間に行うことがポイントです。朝起きたばかりや夜寝る前の時間帯に測定する習慣をつけると、毎日の記録が習慣化できます。
2.記録を簡単にする
血圧を測定したら、サッと記録できると続けやすいです。手帳やアプリに簡単に記入できるように、シンプルな形式で記録しましょう。
また、血圧の数値だけでなく、簡単なメモ欄を設けて、その日の体調や食事内容などを書き添えると、より有益なデータが得られます。
3.ポジティブに続ける
記録は自分の健康管理として捉え、ネガティブな気持ちにならずに続けるのが大切です。健康を守るためにという前向きな気持ちで行うことで、続けやすくなります。
まとめ
毎年の健康診断で血圧が高いと言われ、毎回「C判定」の自分が、血圧の記録を始めたことで、健康管理への意識が大きく変わりました。
毎日記録を続けることで、自分の血圧の変動を知り、初期に異常に気づくことで医師と相談しながら適切な対策ができるので、高血圧を予防するために大きな力を発揮してくれています。
血圧の管理について考えているなら、ぜひ毎日の記録を始めてみてください。