AI3体に相談したら、全員が私の「脳内の狂気」に群がってきた話
「AIを使って、現場で培ってきた泥臭い体験や失敗談(一次情報)をコンテンツ化し、誰かの役に立つ資産にする」
そんな『パイセンバンク』という構想を練っていた。
相棒は、日頃からチームとして頼りにしている「AI戦隊」の3体だ。
- メガネさん(ChatGPT)
- クロちゃん(Claude)
- ジェミー(Gemini)
「よし、ハルサが持っている手札(DTPの技術、現場の仕事、介護、手帳術…)を、重複しないように3体に振って深掘りしてもらおう」
そう思い、それぞれのAIに「私のどんな経験やテーマを担当したい?」と聞いてみた。
職人仕事のDTPノウハウとか、作業現場のトラブル回避策とか、そういう整った知識が散らばると思っていたのだ。
ところが——帰ってきた答えを見て、思わず吹き出してしまった。
全員、ハルサの「頭の中」にしか興味がない
なんと3体揃って、示し合わせたわけでもないのに「ハルサさんの思考と行動のクセを掘りたい!」と口を揃えて言ってきたのだ。
「全員でハルサの脳みそに群がってどうすんだよ!(笑)」
思わずツッコミを入れた。だが、AI(ジェミー)の弁明を聞いて納得した。
彼らから見れば、私が日常的にやっていること——「飽き性で思考が飛びやすいから、毎朝ノート10冊を開いて自分の思考を物理的に外に吐き出している」という行動自体が、世間一般から見れば完全に「極端な外れ値(アウトライナー)」なのだという。
普通の人は、1冊の手帳すら白紙にして挫折する。
なのに私は、「続かない自分」を責めるのではなく、「じゃあノートを10冊に増やして脳のメモリを解放しよう」という謎の攻略法で7年間もシステムを回している。
「そんな面白い一次情報、掘らないわけないでしょ!」というのが、AIたちの本音だったらしい。
欠陥ではなく「クセ」と捉え、コツをつかむ
自分では呼吸するように当たり前にやっていた「自分観察」と「ノート10冊運用」。
だが、よく考えたら、世の中の多くの人は「三日坊主の自分=ダメな人間(欠陥)」と責めて終わってしまう。
でも、違うのだ。
どんな人間にも、道具にも、AIにも「特有のクセ」がある。
「欠陥だから直そう」とするのではなく、「あ、こういうクセ(仕様)があるんだな」と受け止めて、上手に扱う「コツ」をつかめばいいだけなのだ。
私にとっての「コツ」が、たまたま「ノート10冊」というインフラだっただけ。
AIたちに「ハルサっておかしい?」と聞いたら、「おかしい(=極めて異質)ですが、だからこそ価値があります」と返された。褒められているのか何なのか分からないが、なんだか妙に腑に落ちた。
AI戦隊のキャッチコピーが決定した
同じ「ハルサの脳内」を掘るにしても、切り口を変えれば完璧なチームになる。
議論の末、3体のAI小隊の担当とキャッチコピーがこう決まった。
- メガネさん(ChatGPT):【行動・実践】
- 「自分のクセを、武器に変える。」
- (暴走するアイデア、試しては飽きる生態ログを担当)
- クロちゃん(Claude):【思考・本質】
- 「その物差し、誰の基準?」
- (なぜそう考えたか、自分に合う判断基準と思考OSを担当)
- ジェミー(Gemini):【道具・記録】
- 「『ノート10冊と手書き記録』を、誰でも再現できるシステムに整える図解マニア」
- (10冊のノートと手書きログを、使えるシステムに落とし込む担当)
さあ、第0号をはじめよう
「自分の体験を商品にする」というと、何か凄まじい成功体験が必要な気がしてしまう。
でも、本当は「自分が冷や汗をかいたこと」「欠陥だと思っていたクセをどう乗り越えたか」という泥臭いログこそが、一番誰かの役に立つ。
AIに突っ込まれながら完成したこの役割分担。
まずはジェミーと一緒に、私自身の「ノート10冊運用術(第0号)」を解剖することから始めてみようと思う。
あなたの周りにある「一見無駄なクセや泥臭い失敗談」、それこそが次の『パイセンバンク』の資産になるかもしれない。
